電子情報通信学会誌に「工学教育における反転授業──その試行錯誤と効果──」を掲載(2019-11-21)

電子情報通信学会誌 Vol. 102, No. 11, 2019, pp.1050-1060、【解説】多様化する大学教育シリーズ(第 2 回)、工学教育における反転授業──その試行錯誤と効果──(著者:塙 雅典, 森澤正之)を掲載しました。

Abstract

筆者らは2012 年から学生を主体的な学習者として育成することを目指してアクティブラーニングと反転授業に取り組んできた†.継続的な効果検証の結果,授業外学習時間の増加,達成度の向上や,「分かる」ことの面白さに気付いた学生の主体的学習行動の誘起など,様々な教育効果があることが分かっている.一方で,研究を通じた高度な学びの場である大学において,反転授業のように教員がお膳立てを整えた教育を行うことに対する疑問の声も聞かれる.本稿では,大学の工学教育における反転授業試行の経緯とその効果を最新のデータにより示し,日本の大学教育の現状の問題点と解決策を探る議論の一助としたい.
キーワード:反転授業,アクティブラーニング,主体性,深い理解,インストラクショナルデザイン

1050-1060_電通会誌11月_01

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